見えるもの、見えないもの… [ダンス]

「現代人には二つのタイプがある。見えるものしかみないタイプと、見えないものを見ようと努力するタイプだ。」(「三十光年の星たち」宮本輝)

踊っていくなら、私は後者の「見えないものを見ようと努力するタイプ」でありたいと思っています。
踊ることで動きや技術だけではないものも伝えていきたいと思いますし、動きの先にあるものに思いを巡らせ追っているようにも思います。

リハーサルの中でもクラスを受ける中でも、そこに向かう自分のスタンスはこれで良いのかといつも疑問を持ちます…。特にリハーサルはビデオをみるたびにこんなことで良いのかと思ってしまいます。技術的に直すべき課題はクラスレッスンの中でも共通する課題が多々あります。
リハーサルの中では更に別の視点からも踊りをみるための機会を得る為にビデオを撮っている訳ですが、やはり映像の中から情報として得られるものはムーブメントの部分が多く、「見えないもの」と言うのは難しいのかもしれません。

ソロではなく人と踊っている時に思うのは相手の中に見えないものを見ようとする努力がなければ、「見ている」は意識の中に入ってこない「見えるものしかみない」に近く、たとえ瞬間視線が外れても「見えないものを見ようと努力する」ことで関係性は保たれるように思います。

心の動きや意識と言ったものは実際には見えないものですが「見えないものを見ようと努力するタイプ」であればひしひしと感じてしまうのではないでしょうか。

そんな所が踊りの楽しい所でもあり恐い所でもあるように思っております。

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