「ベジャール、そしてバレエはつづく」 [ダンス]

やっとみて参りました!「ベジャール、そしてバレエはつづく」ベジャール亡き後のモーリス・ベジャール・バレエ団の芸術監督としてバレエ団を引き継いだジル・ロマンの振付作品の上演までのドキュメンタリーです。

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ベジャールの後を受け継いで、かつ新たな作品を上演するというのは並大抵のことではなく、バレエ団存続をかけた公演へのジル・ロマンの苦悩が伝わってくるようでした。それにもまして、強く感じたのはダンサーのベジャールへの愛とバレエへの情熱でした。
たくさんの心に響く言葉の数々の中で印象的だったのは「感情をだしきる」と言う言葉でした。もちろんリハーサル風景の中での言葉でした。その先には何があらわれるのでしょうか…。今回踊るボレロの作品意図にぜひリクエストしたいと思いました。

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実は最初の場面でジル・ロマンが「アダージェット」を踊っているのをみたところからすでに大泣きでした…。そのあとさらにドンの踊りが大きなスクリーンに映しだされましたし…。一人でみに行って良かったと思いました。

少々ショックだったのは、絶世の美少年だったダンサーのミッシェル・ガスカールと美しいダンサーだったショナ・ミルクの変わりようでした…。ジル・ロマンとほぼ同世代のはずですが、ジル・ロマンがあまりにいまだに素敵なのでそのショックも大きかったです。

ぜひ皆さんにこの映画はみて頂きたいのですが、特に8月の出演者の方にはみて頂きたい作品です。本番のステージでのダンサーの表情が踊る喜びにあふれておりました。技術の問題は別として、本当に心から踊ることが幸せだと感じられる表情でした。

どんな表情で踊れるかはその時にならないとわかりませんが、練習量は本番の自分の心の支えになるものだと思います。感情を出し切った先にあるもの、踊り続けた先にあるものはどんな世界か…。もちろんその先はまた違ったものが踊り続ける限り続いていくことだとは思っております。


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コメント 2

maki


私はまだ見ておりませんが、最初にこの映画のサイトで
最近のショナ・ミルクをみたんですね。
本当にびっくりしました。。。。
同時に、時間の怖さ ・・自分にもいつかそういう日がくると思うとせつなくなりました。

ジル・ロマンはいまでもはつらつとして
年齢を感じませんね。


映画、宣伝サイトをみるだけでも胸が熱くなりますから
実際は涙涙かもしれませんね。
楽しみです。


by maki (2010-01-07 21:11) 

studio24

15日までですが、ぜひご覧下さい。

ガスカールもかなりショックですが…。
by studio24 (2010-01-08 05:15) 

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