「Hold」

「Hold」色々な意味で重要でありかつ難しいです。

スタンダードを踊る際に男性の踊りやすい女性の場所、女性が綺麗に見えるホールドをどの様に保つか？その為にどんなトレーニングが必要かをよく自分でも考えます。ラテンももちろん、美しくみえてこその踊りですし、「美しい動きは機能的にも正しい」の言葉を信じております。

技術的にも、表現においても、上に行けばいくほど細かく調整していく必要があるように思います（他の踊りでも同じことだと思いますが）。ご指導しているとミリ単位の違いになってくる場合もあるように思います。

ただ、一番難しい点は自分でどこまでトレーニングを続けていけるかだと思います。簡単に出来ることではないのは私も経験済みですので、よくわかります。

私は現在もジャズもスタンダードもラテンも踊りますので、実際に踊っている間中身体や姿勢を「Hold」して行く事がどれだけ大変かもよくわかっているつもりです。踊りの「Hold」は固めて保持することではないので、動き続けて（表面的には止まっているようでも中は動き続けて）「Hold」しますので、そこも難しいところです。

バレエクラスを受けている時にルルベのアン・オー（両手頭上で円を作るポジョン）で、「背中をもっと上げ続けて」とご指導を受けました。見える形は「Hold」でも動き続けての「Hold」です。

再演の「Bolero」のDVDから切り出した写真です。見ればみるほどまだまだですが、初演から少しは変わっているのか…。この作品は本当に大好きな作品なのでこれからも踊っていきたいです。


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タグ：HOLD スタンダード Bolero