ダンスの表現

本日はいつもバレエクラスを受けているスタジオの公演を草月ホールでみて参りました。

ダンスの表現という事について真剣に考えてしまいました…。
うまく言葉にできないのですが、どれだけ動けていても動きは動きであり、表現と言うこととは違うのだと思いました。

私の友人が踊っていたのですが、彼女が作品を踊っているのをみて、衝撃を受けました。
他の人とまったく違いました。「踊る」と言うのはこうゆうことかと思いました。表面的な踊りというのと身体（心？）の奥からの衝動を伴って踊るというのは、見えてくるものも違いますし、それがフォルムにも表れているように思いました。もちろんこれは私が個人的に感じたことではありますが…。

これはまた別の話ですが、普段どれだけ厳しくても、きついことをおっしゃっていてもそれだけのものをみせて下さった先生のデュオの作品もありました。手を出すだけでもこんなに美しい動きをされる先生に何を言われても仕方がないというか、当たり前だと思いました。
その一つの動きにどれだけの時間をかけているのか…。

最近デュオのリハーサルに多く時間をかけていますが、それ以上に必要なのは自分の踊りをまずしっかり踊っていかなくてはとこの年の終わりに考える良い機会になりました。
個々の個性、表現、技術を磨いた上でのデュオであり、その違いが溶け合うところがデュオの良いところなのかと思います。
今回NYで振付て頂いたデュオのリハーサルで、出会った２人の一目惚れ的な感情を持ち続けてとブロンウェンがおっしゃっていました。リハーサルの通しで「Hold On !! Hold On !!」「Keep going, keep going !」叫んでいるシーンがビデオに多々あります。
振りを忘れても、走っているだけでも良いから気持ちを途切れさせてはダメだともおっしゃっていました。

今年の終わりに自分自身の踊りについて考える機会を与えてくれた良い舞台を観ました！！


人気ブログランキングへ
↑
クリックして頂いた数がカウントに反映されます。
クリックよろしくお願い致します。

タグ：バレエ ダンス 草月ホール