「The best is yet to be〜最上なものはなお後に来る〜」 [ダンス]

「Life must improve as it takes its course.Your youth you spend in preparation because the best things are never in the past,but in the future.〜人生は進歩です。若い時代は準備の時であり、最上なものは過去にあるのではなく将来にあります。〜」花子とアンの中でブラックバーン校長が卒業する生徒に語りかけることばの一部です。

今までの人生の中でこんな幸せなことはもうないのではないかと思うことが何度もありました。もちろん同じぐらいに、これ以上悲しいことはないと思ったこともたくさんありました。

オーディションに受かった時、ニューヨーク・シティ・バレエ・ワークアウトの資格を取った時。その養成トレーナーとして NYCBから講師料を頂いた時、まさか自分が憧れたバレエ団の仕事ができるとは夢にも思っていませんでした。

そして去年、念願のデュオをパートナーと踊り始めて、ステージで踊った時の感動。
私は踊りを始めたのが遅かったことや、バレエの基礎を系統立てて学んでこなかった事にコンプレックスを感じていました。でもここ数年来、デュオを踊ることは私の夢でした。その夢が叶ったのがパートナーとのデュオでした。

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そしてNYのカーネーギーホールの舞台で踊ると言う生涯に一度かもしれない大きな喜びを得ることができました。と同時にNYでデュオの作品を創るという、今までNYに何十回となく通った中で最高の経験をすることが出来ました。

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ただ、この素晴らしい体験は人生を変える程の選択との裏表でした。
おそらく、自分は落ち着いているようで実際の所は違っていたのだと思います。その重さは普段なら固執しないことにこだわり、無理を言い、それで何とかバランスを取っていたのかもしれません…。
そうすることで精神状態を保つことが出来たのですが、近しくしていると思っている人にでも理解してもらことは難しかったのだと思います。ただ理不尽であり、私のわがままと思われても仕方ない状況もありました。
でも、その代償はあまりにも大きく、二度と取り返すことのできないもののように感じました。実際に数ヶ月に渡りその精神的な打撃は自分の身体にも表れていました。期せずして自分の考えた理論を自分で証明したようなものですが…。

それでも、先週「The best is yet to be〜最上なものはなお後に来る〜」と言うことを実感しました。踊り続ける中でこんな機会に恵まれることがあるとは考えてもみませんでした。その事を契機に自分の踊りに対する姿勢はまた新たな局面を迎えております。こんなに自分の踊りを不甲斐ないと感じ、何度も踊ってみるというのは久しぶりです。

ここまで来るまでの自分の中での葛藤に数ヶ月を要したことは事実ですし、未だに私の中では整理がついてはおりません。でも、どんなに悲しいことがあっても、嬉しいことがあっても最上なものは過去にあるのではなく将来にあると信じて、進んで生きたいと思っております。


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まき

クリックをしたけど無効なリンクと表示されてしまいます…

読んで、すごく感動して涙が出そうです。
先生のDVDを買いまして、ブログに辿りつきました。
いつかお会いできますように(^-^)
by まき (2014-05-24 16:01) 

studio24

まき さま

コメント、DVDありがとうございました。
ぜひ、スタジオに遊びにいらして下さい。

リンクの件、調べてみます。
ありがとうございました。


by studio24 (2014-05-24 23:30) 

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