踊ること

デュオの自主練をしていました。

久しぶりに曲を良く聞いて、振付をして頂いた時やリハーサルの様々なことを思い出して、もう一度よく考えていたらこの踊りを踊っていて初めて涙が出てきました…。この作品をNYで創っていた時はこれまでにない日々でした。その作品をまだそれほど詰めて今回は踊っていなかったのだと思いました。

踊ると言うことはその時その時の自分の中の様々な感情が大きく関わります。
過去の経験が呼びさまされたり、今の自分を思ったり、なぜか先に向かうのでなく逆行していくのですが…。おそらくそこを一度通過してから先に向かっていくのではないでしょうか。

音楽は私に取っては踊る際の感情の動きに大きく関わってくる要素です。今こうしてブログを書きながら曲を聞いていても心は遥か遠くに時空を越えて動いて行きます。

この踊りをまだまだ自分の中で、全く理解も表現もしていないのだと言うことに今さらのように気付きます。
自分に何が足りなくて、何が踊っていて悲しくなるのか…。この踊りのストーリーは最終的には悲しいものではないはずです…。

クラスの後に生徒さんのソロの振付をしたのですが、いつも踊りの解釈について色々な話しをさせて頂いている方で、私の今回のデュオについてもお話しをしているうちにそんな解釈も考えられなくもないと思いました。

ここからが、本当の意味で踊りを創っていく時間だと思っています。


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タグ：踊り NY リハーサル 解釈